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プロフィール
 14世紀初頭にフランス・ベルギーで栽培の始まったイチゴは、18世紀、ヨーロッパ種とアメリカ種との交雑種ができた時から急速に栽培が広がった。その後、ヨーロッパ各地で品種改良と栽培が始まり、18世紀後半、アメリカでの栽培も始まった。

 日本へは江戸末期から明治期にヨーロッパ、アメリカから品種が導入され、栽培が始まった。1900年に育成された"福羽"は1960年代まで国内外で栽培された歴史的品種で、東京近郊や兵庫・大阪等で営利栽培が始まるとともに、静岡県では玉石を積んだ石垣栽培も始まった。その後、ビニールハウスの普及とともに日本全国に栽培は広がり、現在では世界有数の生産国になっている。

 現在栽培されている品種は、一時期の西の「とよのか」、東の「女峰」の図式が崩れ、「とちおとめ・さがほのか・あまおう・さちのか・紅ほっぺ」などの大玉、好食味系品種の普及が進み、生食用多品種時代に突入している。

 鹿児島では、近年九州各地で栽培が拡大している「さがほのか」を中心に、鹿児島県農業試験場育成の「さつまおとめ」の栽培が進められている。
食べ方と効能
 イチゴは、赤く、張りがあり、色艶がよく、ヘタが果実の反対側に反った、重量感のあるものを選ぶ。また、果実は水にさらすことで、独特の風味を損ないやすいことから、極力洗わないで食べるのがいい。また、洗う時はヘタをつけたまま洗うようにしてください。ビタミンCの流失を防ぐことが出来ます。保管は冷蔵庫で3〜5度程度の温度で保管する。

 従来、イチゴにコンデンスミルクは必需品で、それだけ酸味が強かったが、とよのか以降の生食用品種は糖度・酸味ともバランスよく、そのままで食べる方がいい。そのほか、ジャムやジュース、ケーキなど用途は広い。

 いちごはビタミンCを多く含むほか、葉酸や食物繊維等も含んでいます。
 
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